教員を目指している人
- 教員採用試験の教養試験って、どんな内容?
- 特徴や傾向が知りたいな。
- 具体的な対策法は?
このような悩みや疑問を解決できる記事を書きました!
この記事では「教養試験の内容」をテーマに書いています。
教養試験は科目数が多く、対策がしにくい筆記試験です。
記事を読むことで「教養試験の内容から特徴、どういう手順で勉強したら、点数が取れて、合格できるのか」まで知ることができますよ。
はじめて勉強する人や勉強法に悩んでいる人におすすめです!ぜひ、ご覧ください。
なお、勉強法をしりたい方は「教員採用試験 0から独学で合格するための3ステップ」を参考にしてみてください。
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【教員採用】教養試験の内容を確認しよう!
教員採用試験で実施される筆記は「教養試験」と「専門試験」の2種類があります。
このうち、教養試験は「教職教養」と「一般教養」に細分化され、それぞれの科目から出題されています。
出題科目や問題数は自治体によって異なる。
教職教養と一般教養の特徴を解説します。
教職教養の特徴
教職教養は、「教員として働く上で必要な知識」のことをいいます。
- 出題数が多い
- 平均点が高い
- 面接や論文でも知識が問われる
試験科目は「教育原理」「教育法規」「教育心理」「教育史」「教育時事」で構成されています。
科目の特徴や具体的な対策法を「【まとめ】教員採用試験の教職教養は重要?勉強法をデータ付きで解説!」でまとめています。併せてご覧ください。
一般教養の特徴
一般教養は、「中学~高校までに勉強した知識」のことをいいます。
- 試験科目が多い
- 苦手な受験者が多い
- 受験者の中で差がつきやすい
試験科目は「人文科学」「社会科学」「自然科学」で構成されており、15科目以上に細分化されています。
科目の特徴や具体的な対策法を「【まとめ】教員採用試験で絶対に知っておきたい一般教養を攻略する戦術とは」でまとめています。また、自治体によっては出題がないこともありますよ。詳しくは「教員採用試験で一般教養のない都道府県はどこ?平均点は高めで激むずの理由とは」をご覧ください。
【教員採用】教養試験の特徴|対策はある程度でOKです。
結論からいいます。教養試験はある程度の勉強をすればOKです。
なぜなら、教員採用試験における優先順位は面接>専門教養>論文≧教養試験の順だからです。
試験に合格するパターンを知っておこう。
試験に合格するパターンは次の3つです。
- 筆記試験で平均以上、面接で平均以上の評価
- 筆記試験で高得点(80点以上)、面接でぎりぎりの評価
- 筆記試験でギリギリ、面接で高評価(B以上)
どのパターンで合格するかは人それぞれですが、受験者の負担になるのは筆記試験に重きを置いた場合です。
【注意】受験者の多くは教養試験に時間をかけている
教養試験の対策に時間を多く使っている人は落ちます。
教養試験の優先順位は低いんですよ。でも、多くの受験者は教養試験の対策に時間をかけています。
単純に考えれば、教養試験の優先度は一番下なので、後回しにすべき科目じゃないですか?でも、1番時間をかけて対策をしています。
点にならない科目に時間を使って、取るべき試験に時間を使わないので不合格になるのです。
教養試験は科目が多いので、まともに対策は無理
教養試験は教職教養と一般教養の2つに分類できるのですが、15科目以上あります。
控えめにいって、全部を勉強するのは無理です。だからある程度割り切って勉強する必要があるんですね。
その点、専門教養は科目数も少ないですし、配点も高いため優先的に取り組む意味がありますよね。
教員採用試験の科目を知らない人におすすめ!
【教員採用】教養試験を効率よく勉強する方法
前提条件として言っておきますが、教員採用試験で重要な試験は面接と専門教養です。教養試験はある程度の点数(60点~)があればOKということを再確認してくださいね。
まず、主要科目を優先して勉強することが大切です。
主要科目は自治体によって異なる。
結論からいうと、教養試験で時間がかかる主要科目は教育原理、教育時事、数学、英語です。原理を理解するのに時間がかかるし、物量も多いからですね。
これらの科目は出題数も多いですし、点数が取れないと平均点にも届かないため優先して勉強する必要があります。
効率的な勉強法
合格へのプロセス~時期によってストラテジーを組み立てる
【学習計画】教員採用試験 合格に必要な勉強時間は?|短期間でも合格できる戦略を解説します。
間に合う人と間に合わない人の違い
同じ勉強時間でも勉強が間に合う人もいれば、間に合わない人もいます。
この差って何だと思いますか?
結論をいえば、割り切りです。
すべての範囲をカバーするって発想は捨てたほうがいいですね。とくに教材を初めから勉強しないといけないって思っている人。これだと間に合いません。
少ない時間で試験に臨むためには、過去問で出題傾向を予想し、でる分野だけを集中して演習するわけです。参考書なんて読んでいる暇はありませんよ。通勤・通学の合間にザっと見ておく程度です。
こういったモチベーションで試験勉強をしないと合格点をとることは難しいですよ。